当クリニックの理念
- 安心できる医療や心地よい空間を提供します
- 大切なお子さんが熱を出したり、吐いたり、学校に行けなくなったり・・・それは御家族にとっても非常に心配なことだと思います。診察や検査の際は、なるべくお子さんに不安を与えないことを心掛けます。また独自の解説書を使って分かりやすく病気の説明を行い、不安な御家族にも安心、納得していただけるように努めます。待合室をはじめ、少しでも安心できるような心地よい空間作りにも配慮します。
- スタッフが一丸となり育児のサポートをします
- どんな親御さんでも、育児に不安は付きものです。こんな時はどうすればいいんだろう・・。自分の育児は間違っているのだろうか・・。誰にも相談できずに一人で悩んでいるのは本当に辛いことだと思います。当院では、院内勉強会により、医師以外のスタッフも育児の知識を共有できるよう努めます。育児でお困りのことについてスタッフ一同が親身に対応いたしますのでお気軽に御相談ください。決して一人では悩まないでくださいね。
- 人や社会とのつながりを大切にします
- お子さんや御家族の方が当院を受診いただくのは何かの御縁です。そんな御縁に感謝し、お一人お一人とのつながりを大切にしたいと思います。必要に応じ、教育機関や福祉・行政機関、他の医療機関などとも連携を持ち、社会とのつながりも大事にしたいと考えており、それらが、心のつながりに発展するよう願っています。
- こどもの「えがお」は みんなの「えがお」 をモットーにします
- こどもがいつも「えがお」でいられること、それが最も大切だという思いから、クリニック名を決めました。病気でしんどい時、こころに悩み事がある時、「えがお」になれないお子さんは本当に辛いと思います。そんなお子さんが、少しでも「えがお」になれるよう、スタッフ一丸となり、医療や育児サポートを行うことで全力でお手伝いします。お子さんが「えがお」になることで、御家族を含め、周りのみんなが「えがお」になれる、そんな家族や社会になれば良いなと願います。
院長ご挨拶
院長
下竹 敦哉
この度、JR西宮駅前に小児科「えがおのこども しもたけクリニック」を新規開院いたしました、院長の下竹 敦哉と申します。当クリニックでは一般的な小児診療にとどまらず、これまでの知識と経験を元に、お子さんの「発達や心の悩み」全般に対応いたします。
特に思春期に多い心身症の一つ、起立性調節障害の診療には力を入れ、診断に欠かせないフィノメーターを導入いたします。
他の医療機関だけではなく、保育園や幼稚園、学校との連携、児童相談所や役所、療育センターなどの福祉・行政との連携も密接に行い、時には親御さんと交流出来る時間を設け、情報交換する場を提供するなど、多角的にお子さんのサポートをしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
経 歴
- 大阪府高槻市で出生。
- 妻、4歳長女、2歳長男の4人家族(平成29年8月現在)
- 京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科卒
- 化学や生物を勉強→遺伝子治療を研究
- 奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科
- 構造生物学を研究
- 博士後期課程の途中で夢を捨てきれずに退学
- JT生命誌研究館 研究補助員職 分子生物学を研究
- 島根医科大学(当時)医学部 3年次学士編入学
- (島根医科大学から島根大学医学部に名称変更)
- 島根大学医学部卒業(平成18年卒業)
- 平成29年 えがおのこども しもたけクリニックを開業
職 歴
- 愛仁会 高槻病院 初期研修、後期研修
- 神戸大学 小児科(発達行動領域の診療に従事)
- 神戸赤十字病院 小児科 副部長(発達心身外来を立ち上げ)
資格・所属学会・活動など
- 医師免許
- 日本小児科学会専門医
- 日本小児精神神経学会認定医
- 日本小児心身医学会
- 兵庫県教育委員会 新規採用養護教諭 研修講師 (平成26年~28年)
- 講義内容
- 「起立性調節障害(OD)とは 学校生活との関連を中心に」
院長インタビュー
- どうして西宮を選ばれたのですか?
- 兵庫県広域から来院されることを考え、JR西宮駅前を選びました
一般小児科外来に加え、当クリニックでは小児心療内科として、小児の心身症や発達障害、一部精神疾患を扱います。この分野は、徐々に診療できる小児科医や精神科医が増えてきたとはいえ、患者さんが非常に多く、まだまだ医師が圧倒的に不足している状況であり、比較的小児科に恵まれた環境である阪神間においても、対応出来る施設は限られます。そのため、兵庫県広域から来院される可能性を考え、通院しやすいことを最優先とし、JR西宮駅徒歩1分という好立地の今の環境を選びました。 - 検査体制について教えてください
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フィノメーターと迅速のウィルス検査装置を2台導入しました
インフルエンザやマイコプラズマ、RSウイルスなどの病原体は、迅速検査装置で検査を行いますが、当クリニックでは、テレビCMなどでもお馴染の、富士フィルム社の検査機器を導入しました。この機器は、通常の装置より100倍の感度があるため、例えばインフルエンザでは、従来なら熱が出てから6~12時間以上経過しないと確実な結果が出ませんでしたが、この高感度な機器により、4~6時間あればある程度信頼できる結果が出ます。また従来は綿棒で鼻の奥から拭い液を採取していましたが、感度が高いため、鼻をかんだり、鼻を吸引した鼻水から検査が可能になるため、痛みを軽減することができます。流行期に検査が重なってもお待たせしないよう2台導入いたしました。フィノメーター
起立性調節障害という思春期に多い心身症は、不登校の原因にもつながり、患者数も非常に多く、教育界でもとても重要な疾患の1つです。一般小児科ではなかなか診断や治療が難しいことが多い中、当院では、診断に重要となる「フィノメーター」という血圧などを経時的に測定できる機器を導入します。この機器は、兵庫県下でも、まだ数件程しか導入されておらず、当院のアピールポイントの1つと考えます。 - 診療内容の特長を教えてください
- 多角的にお子さんのサポートをしていきたいと思っています
小児心療内科の医療に長年従事してきた知識と経験を大きな武器に、一般小児科診療以外にも、他の医療機関との連携は勿論のこと、保育園や幼稚園、学校との連携、児童相談所や役所、療育センターなどの福祉・行政との連携も密接に行い、時には親御さんと交流出来る時間を設け、情報交換する場を提供するなど、多角的にお子さんのサポートをしていきたいと思っています。精神領域の分野では、向精神薬の処方が多くなりますが、中には内服に抵抗のある親御さんが多いです。漢方薬の処方も積極的に行い、治療の幅に大きな選択肢を持たせる事も利点と考えます。 - 小さいお子様だけを診療するのですか?
- 受診対象20歳までです。ご希望があれば親御さんの相談も承ります。
小児心療内科は、多くは15歳以下を対象とする事が多いのですが、16歳(高校生)以上のお子さんに関して、発達障害や心身症を診療できる施設がほとんどなく、受診できずに困っている方が非常に多いのが現状です。当院では、(一般小児科も含め)受診対象を16歳未満から20歳未満と広げ、1人でも多くの患者さんのために貢献出来ればと考えています。また、発達障害のお子さんの多くは、親御さんも同じような特性をお持ちであるにも関わらず、ほとんどはどこの医療機関にも受診されていない事が多いのも現状の1つです。お子さんだけでなく、親御さんに関しても、希望があれば、診察、発達検査、治療、カウンセリングなどを提供出来ればと検討しています。 - 小児科は待ち時間が長いことが心配です。
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インターネットを活用し、なるべく待ち時間のない診察と分かりやすい説明に努めます。
小児科を受診される御家族は、ほとんどの方がインターネットを活用される方と考え、スマートフォン(インターネット)で予約を出来ることは当然として、順番制、時間制の予約システムを駆使し、なるべく待ち時間のない診察を心掛けるつもりです。他にも、インターネットやメール機能により、予防接種の時期が近付いてきたなどの告知や、ワクチンの接種状況の管理、忙しい親御さんの助けになればと思っています。また診察を行った際、病気の説明は、全て解説などを記載した用紙を配布し、それを使って分かりやすい説明に努めます。その用紙に記載されたQRコードを読み取ることで、スマートフォン上でもその説明を読めるように準備しています(症状、疾患別で200種類くらいを準備する予定です)。
- 内装にこだわったところはありますか?
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落ち着いた雰囲気とゆったりとした空間を提供いたします
こころに不安を抱えた思春期のお子さんの受診も多いため、内装に関しては、こどもっぽいキャラクターなどいわゆる「小児科らしい小児科」のような雰囲気ではなく、年長のお子さんも受け入れやすいような落ち着いた雰囲気にしたいと考えています。その一環として、海水魚を飼育する水槽を設置し、癒しを提供したいと思っています。他にも、待合室や廊下では、双子のベビーカーなども通れるような広さを提供するとともに、トイレなども、なるべく気持ちよくかつ機能的に使っていただけるような心配りをしたいと考えています。